私の長女は13歳になっています。
物語は高校生くらいの女の子が庭で自己か自殺未遂をするところから始まります。
先日湊かなえさんの本を一冊読んで意外に読めたので映画化されたということで
Amazonの中で人気だった『母性』にもチャレンジしました。
『すずめの戸締り』が話題作ということで読んだ後に「こんな話だと思わなかったよ」と衝撃を受けたので慎重さ資質持ちとしては、映画館で観るよりも前に原作を読んだ方がリスクが少ないと思ったのです。
読んでみると、前半からかなりのイヤミスさに読むのを諦めそうになります。
最後の最後まで、爽快感という意味では2ミリくらいしかないのですが、これを私たち含めた親子(母娘)そして姑、夫に当てはめると多少なりともどこの家庭にもこういった思い違いや言えていないこと、心のゆがみなどあるのではと気づかされました。
自分がマザコンかもとか、子どもに対して愛情を押し付け、ときには恨んだりしていないかとかいうことにちょっとドキッとする方は、読んでみてもいいかもしれません。
私自身もそういう目的でこの本を選んだので、そういう意味ではよかったです。
自分の愛情はゆがんでいないか、娘は私の顔色を窺っていないか。
定期的に確認せねば。