37日も間が空いてしまいました。
前回、東京23区の区の教育相談で子ども2人分のWisk検査を予約したと書いたあと、無事に息子、そして2週開けて娘と(実際にはコロナ疑惑があり3週空きました)Wisk検査をしてきました。
ブログ更新は、あまりタイムリーじゃないほうがいいかなと思って意図的にずらしていたのもあります。
www.chikachan.site
で、先に息子の結果が出ました。
息子のWisk検査結果
息子の結果は、
全検査IQ 134 高い~非常に高い
言語理解 119 平均の上~高い
知覚推理 120台 (微妙に濁します)平均の上~高い
ワーキングメモリー 141 非常に高い~非常に高い
処理速度 120台(微妙に濁します)平均の上~高い
という結果でした。四谷大塚の全国統一小学生テストでも100番台だったので、高いんだろうなとは思っていたのですが。
私は、もっと凸凹でこぼこしているかと想像していたので、これを見た結果、
「やっぱりIQは高いんだな」
「ワーキングメモリーすご」
「凹凸、意外にないんだな。もっとズコっと低いのがあるのかと思っていた」
全体的に優秀
という感想でした。
ですが、
心理士さんのアドバイスは、一般的に高いものと低いものが15~20差があるとしんどいらしくて、そこは気にかけた方がいいということでした。
・ワーキングメモリーが高いので記憶力、認識力が高いためよけいな情報が入ってしまい、(できていない子がいるなどあると)周りにイラっとしてしまうことがある
・その場合は静かな場所に移動する
・話が合わないことがあると自覚して心にゆとりを持ってもらう
などでした。
正直教育相談にこのような高IQの人が相談に来ることはほとんどないそうで、見たことがないくらいといっていました。
帰宅してから色々調べると、発達障害と言うほどには差異がない気がして、アスペルガーなどASDではないのかなと思い(教育相談では診断はしませんし、医師も日常生活の困難がないと診断しないそうです)
ギフティドとは。
Webでいろいろみるとざっくりこんな感じ
h-navi.jp
「難ありというよりはギフティド!?」と思って、考えるようになり、本も読みました。
行き当たったギフティドの本も読んだらけっこう当てはまると思ったし、参考になりました。
学校の先生と面談
その結果を持って、終業式の日に学校の先生方、スクールカウンセラーさんとも面談しました。
先生も「様々なWiskの結果を見てきたけれどこれは見たことがない」
「だから、、みんなが答えられない答えとか、分かるからほんと違うと良く分かる」
「小学校の間は学力で話が合う人が少ないかもしれないけれど、周りをサポートするなどして学力を活かし、思いやりを育ててほしい」
というような結果になりました。そこで私は「日本の公立小学校ではギフティドに詳しい先生は多くないんだ」と気づき、本の内容などをシェアしました。
息子自身は、先生いわく、ちょっとずつ、学校でも受験するんだ~っていう子たちが見えてきたみたいで、少し楽しくもなっているようです。
塾では
息子は、塾では一番上のSSクラスにいて、レベル的にストレスがないそうで、小学校だとちょっと気になることがあるということです。
この前後、塾の先生との面談も電話で重ねましたが、彼は塾ではいきいきしていて、クラスの憧れの存在のようになっているとのこと。小学校では強すぎる周りへの「指摘」も、塾ではありがたがられているとのこと。
合っている環境にいるとよいのかもしれません。そういう意味では、中学受験をして、似たような地頭の子がいる麻布に行くのが良いのかと。
話しています。
志望校選び
彼は学校案内や塾の空気を読んで、開成よりも麻布か早稲田と言っています。
10歳でそこまで(見たこともない)志望校を選べるのはすごいなぁと思います。
「ねえ、じゃあ秋に早稲田と麻布の学校見学行ったほうがいいんじゃない?見たことないところを受けるのも、ネェ」と言ったら、無駄なことが嫌いすぎて「え、いい。見なくていい(それより恒例のゲームをしたい)」と言うのですがさすがに私も「ダメ!6年も通うんだから見に行きなさい、パパにお願いして。ゆっとくから」と返しました。
と、マイペースに頑固なところがある息子ですが、とはいえ、ピュアなところもあり、急に
「やっぱり知っている人が1人でもいるほうがいいから早稲田か姉と同じ学校がいい」
と言い出しびっくりしました。
その時には「それは、、学閥とか将来役に立つし身を守ってもらえるから、お姉ちゃんは新しい学校向いていたと思うけど、君の場合は、男子として、(ちょっと気が利かないところがあっても許してもらえることが多いという意味で)持って置ける人脈やネームバリューは持っておいた方がいいから振興校より麻布の方がきっといいよ。早稲田ももちろんいいけどさ」と、説得しましたが。
このWiskの結果について本人も気になっていたのでお姉ちゃんも読んで一緒にオープンにして、交えて話したのですが、本人はパっと数字だけ見て「もういい」とアニメを見始めてしまいました。
過ぎたことはどうでもいいこと。どうでもいいこと!?を長く考えるのは嫌いみたいです。(テストの結果とかもそうです。見ればいいという感じ)
息子の中では、ちょっと足が速い子とかきっとかっこよく見えていて(自分は運動はあまり向いていないと自覚しています。別に不得意でもないと思うけど)、そういう感じで勉強に関しても「得意な何か」があることでちょっとイイ感じくらいな感覚なんだと思います。オリンピック目指したいとか一位取りたいとかそういうのはまだない感じです。
ところが
というような色々が合って、
塾ではトラブルも問題もストレスもないのか。よかったー。とようやくホッと思っていたら、7月に受けた組み分けテストのあと、
「どうだった?」と聞くと、
「うーん。近くに貧乏ゆすりをする子がいて、それが気になって」
「うん、うん。それで?先生に言ったの?」
「いや。先生にも言ったけど終わった後そいつにも注意した!」(照)
と。え、え、えーー!
言われた子、かわいそう…。
そこに娘がフォロー。
(同じ塾の先生に習っていたので)「〇〇先生、試験中に気になることあっても気にしちゃいけないって言ってたよ!」って言ってくれました。
先生は、試験中にハプニングはつきものだけど、気にしたってしょうがないってあらかじめ受験生に言ってくれていたようです。息子も納得はしていましたが、言われた子はかわいそうだったな。そういう正義感が強いところとか、高IQなところとか、悪気はないところとか、ギフティドの要素もあるのかなと思いました。
そして、塾(早稲田アカデミー)ではその貧乏ゆすり回だったにも成績は安定してよく、昨日、B特待生(半年間授業料半額)の連絡が来ました。
その結果はこんな感じです。
2022年7月四谷大塚YT組み分けテスト
国語:132点(偏差値:68.7)
算数:168点(偏差値:67.9)
理科:100点(偏差値:73.5)
社会:92点(偏差値:73.4)
2・3科:300点(偏差値:70.2)
4・5科:492点(偏差値:72.9)
とはいえ、自習の量を増やしているようにも見えないのですが、ノリに乗って記憶力が高まっているのかなと思います。人一番勉強している感じはないので、授業中とかの記憶力がすごいんでしょうね。
先生からすると、算数はもっと取れたのではということです。
ちなみにa特待(授業料全額無料)は組み分けの上位3名、b特待が30名だそうです。
全然知らない世界でしたのでびっくりしましたが、初めて、
「できる=お金になる」ってことを知りました(^^;)
今まで「成績良くてもだからなんだよ」って感じで、親子でいたもので。
そんな私は、そんな検査やらフィードバックを2週おきにしたり先生方と面談をしたりギフティドについて考えたりしたことで、すごく疲れてしまって、蕁麻疹が出てしまいました。
下の子がまだ2歳で、仕事に、上2人の育児に、2歳児の世話にと大変で自分のケアができていなかったからだと思います。
(ステロイド、抗ヒスタミン剤の服用で1週間くらいでだいぶよくなりましたがなかなかつらかったです)
それと前後して、2人に検査を受けさせて、もっともらしく私が分析するのもなんかずるいなと思って、私自身もWiskの大人版のウェイス検査を受けようかなと調べ始めました。根詰めて考えるところもあって考えすぎて疲れてしまい、周りとトラブルになることもそこそこあるからです。
また、私の「べき」の押し付けが強すぎるところとか細かいところまで気にしすぎる癖(一方で気にしないところは全然気にしない)も気になってきました。
そして、調べた結果の保険適用で検査できるクリニックの先生の予約が取れて、先週1回目、お話をして(30分でこれまでの経緯を全て話しました!)、お話をした結果、明日、受けることができます。予約できました。
これで私も子どもたちと同条件ですww
さて、遺伝性はあるのかないのか。親子で違いはどうなのか。
私とお姉ちゃんの結果は8月の半ばに分かる予定です。
わくわくどきどきです。
ちなみにこの院長先生に(一応児童精神科もあります)息子の相談をしたら、「IQというのは同世代の中での分布図だから、受験勉強などをしている今は有利で当たり前で、これから周りが精神的に大人になっていって追いついてくるので、これ以上上がること(浮くこと)はないと思っていていい」という論理を説明してくださりました。
知らない考え方だったので、そういう風にそういうことについてアドバイスをもらえるだけでもかかって、良かったなぁと思いました。
ということで長くなりましたが、こちらの件、あんまり考えすぎてもほんと体に異常をきたすと思ったのでブログから離れていたのもありました。
今思い悩んでもどうしようもないこと(息子は結婚してうまくやれるのだろうかとか!人を刺したりしないかなど!(^^;))も多いので、この件とは「課題の分離」をして適度な距離で付き合っていきたいと思います。
お仕事頑張ります。また、書けるとき、書きますね。
※ギフティド情報も、ウェイスの情報も息子に与えましたがあまり興味がないようなので、こちらの件の情報提供は不要です。本人は、飛び級とかもしたくないらしく、普通の子どもとして育っていきたいという意思があり、特にストレスも多くありません。色々今のままで、家庭の中でコミュニケーションのアドバイスなどを充実させていくプチ療育(当たり前の育児?)で、いいのかなと思ってます。