こんにちは。
コロナ禍で、今週何かと話題の墨東病院です。先日ER病棟でも救急患者さんからコロナの感染者が出てしまい、PCR検査の結果、関わられた職員、医師の方にも感染者が出てしまい、外来や手術などを延期、お薬の郵送などの対応をされていてとても大変な状況ですが、ハイリスク妊婦、救急妊婦の周産期医療の継続はしてくださるとのプレスリリースを見て、安心して本日検診と、2週間後の帝王切開手術の説明を聞きに行ってきました。
前回のブログ記事とTwitter、インスタグラムから、NHKさんにお声がけいただき、不安な中墨東病院で産むことを選ぶ妊婦として、取材も受けています。
※放送予定 2020年4月25日(土)7時~おはよう日本 7時半~首都圏の枠です。
日々感じたこと、今日感じたこと、見たこと、聞いたことを少々長文になりますが、書き残しておきます。
こちらがER病棟。一般病棟とは別です。感染病病棟とも入り口が異なるそうです。
こちらが今日の9時の墨東病院の産婦人科です。
2週間前にはなかった、「距離をお取りください」の張り紙があります。
それから、隣りの科にも外来の方は一切いらっしゃいませんでした。
入口のところの消毒も、以前は任意でプッシュだったのですが、今日は、入場する方すべてに消毒を促されていました。産婦人科のスタッフさんは、「ご心配をおかけしてすみません、心配ですよね・・・」と皆さんおっしゃられるのですが、「いえいえ、大丈夫です、それより大変ですよね・・・どこでも起こり得ることなのに、続けていただけるだけでも助かります」と恐縮でした。
間違ったことをテレビでお話しないように、事前に初診の際にじっくり診ていただいた、産科部長さんとお話をさせていただきました。
中のお声を伺うことができました。ちょっと間違っていたらすみませんなのですが、こんな感じです。
・墨東がニュースに出ることで、妊婦さんで不安を抱えていらっしゃる方は確かにいらっしゃります。どうしてもということで転院を希望される方には体調や医療上の引継ぎが可能な場合、対応していることもあります。
・でも、だいたいの場合は転院はいろんな意味(ハイリスク妊婦さんだから)で難しいし、転院先でも院内感染のリスクはそこまで変わらないのが現状だと思います。
・それよりも、予定通り、可能なら検診の間隔を開けつつ、通っていただくのが良いと考えています。
・墨東は、他科で院内感染が起きたので、PCR検査をして陽性が出たけれど、陽性が出ても症状がない人もいます。慶応病院で任意なPCR検査をしたら、6%の人が陽性だったという事実もあります。無症状感染者の方は、どこにでもいる可能性があるという現状です。なので、誰もが自分がかかっているかもしれないというつもりで距離を保ったりするのが大事です。
・新しく紹介を受ける妊婦さんは、地域の産院で長く経過を見守ってもらえるよう調整したりしています。
ということで、墨東の産婦人科でも、極力近距離で接触することを減らしつつ、検診を続けていらっしゃいます。今は、密な環境を避けられようとしているため、お会計も、血液検査、尿検査の場所もいろいろ空いていました。そういう意味では妊婦さんに対しては、かなり安全なのではないかと思います。ハイリスクな妊婦さんが他院にうつり、万が一何かがあったら結局墨東にお世話になる?であれば最初から墨東にお願いしておいた方がいい、そんな気もします。
それから、検診をしていただきました。
前回もお話を伺った先生です。
前回採取した血液の検査結果も、41歳、体重多め、運動不足気味の私にしては異常なしでした。血圧も、前回は少し高めだったのですが、今回は122/70くらいと問題なし、妊娠糖尿病の気配もなく。順調に経過しています。
赤ちゃんは、前回の推定が約2500gで、今回も順調に約3,000gになっていて、顔も良く見えました。
男の子のシンボルも(笑)もりもりっと。
こちらが上を向いている横顔です。
正期産の前ですが、大きさ的にはいつ出てきても大丈夫そうです。
それから、膣内の検査。
溶連菌の検査や、子宮けい管長の検査、子宮口の検査をしましたが、問題なく、まだまだ産気づくことはなさそうです。重たいからか、赤ちゃんはけっこう下の方にはまっているね、ということでした!けい管長が4㎝あるから、大丈夫かな?
2週間後の出産時には、3300~3400gくらいになっているでしょうね、とのこと。
1人目の出産は38週2日で2714g、2人目の出産のときは、37週0日で2916gだったので、すでにそれ以上あることにびっくりです。3人目って育ちやすいんですかね・・・?
いたるところに、「なるべく距離を保って座ってください」という張り紙があります。
その前後に、麻酔科の医師の方、入院センターの方との面談や書類記入も済ませ、病院を出たのは12時くらいでした。
こちらは帝王切開入院に関する事前の案内の記事です。
経過が順調なのと、来週はGWに入るので、次病院に来るのは、何事もなければ、13日後になります。それまで、体調を整えて、手術と産後の回復に臨みたいと思います。
こちらが4月21日の院長の会見です。ニュースで観て、ざわざわしましたよね。
私のところにも、「墨東病院で産むの大丈夫?不安じゃない?」っていう声は届きます。
でも、しっかり産科の方とコミュニケーションをとって、不安なことを解消していけば大丈夫だと思います。他の産院でものすごく低リスクかというとそういうことでもないと思いますし。いろいろしっかりされている墨東病院を、信じることも大事なのではないかと思います。
病院が、私たちのお産を守ってくださる一方で、手術や外来、入院を我慢してくださっている患者さんがいます。そのためにも、しっかりと出産していくのが、今自分ができることだと思います。
今の世の中で、コロナに罹るかどうかは行動も大事ですが、感染経路が分からないことも多いので、もはや運しだいという気もするからです。
今日は、恥ずかしながら、行き帰りにタクシーで病院に行くところをNHKさんに取材いただきました。それから、スカイプなどでお話もさせていただいています。
当日、どういう風に放送されるかはきっと見てのお楽しみで、とても恥ずかしいと思うのですが、ぜひ、関心をお持ちの方は、当日の放送を見ていただけたら嬉しいです。
お腹の今の大きさ
3,000g、重たいです。
明日から、いよいよ妊娠36週、臨月に突入します。
体重増加はきついですが、それもこれもあと少しと思って、ヨガをしながら、しっかり食べ、睡眠をとりながら過ごしていきます。
ぜひ、妊婦の皆さんも、不安だとは思いますが、今しかできないおこもりな趣味や、記念写真撮影など、楽しんでくださいね。
この記事と番組が、どなたかの役に立ちましたら幸いです。
タクシーで帰宅
— 青山ちか(Chika Aoyama) (@chikaaoyama) 2020年4月23日
今日はリモート勤務の夫が昼食を作ってくれていました。あと2週間で、300~400g大きくなるみたいです。3人目は子宮の伸びが良いのかな?#アラフォー妊婦 #ハイリスク妊婦 #墨東病院 #妊娠35週 #予定帝王切開 pic.twitter.com/fRjhD4gmzK
Twitterはこんな感じです。
所感
1.通っている私の感想ですが、墨東の先生方はほんと親切で、不安に思うことなどしっかり聞いてくださりますし、イレギュラーなケースにもしっかり対応される他科との連携が取れていて素晴らしいと思います。私が前日入院を、GW中で入院してもやることがないなら、少しでも長く家にいたいのでと、午後から入院にしていただけませんか?とお願いしたら調整してくださりました。
各所のスタッフさんたちも、下町の方というか、気さくで優しくて、患者想いで、一生懸命されているのが伝わります。今回、このような記事を書くことや、NHKの報道で中の様子が取り上げられることを、少し喜んでくださったように思います(#^^#)
お世話になっていて、これからもお世話になる墨東病院の皆さまに少しでもご恩返しができましたら幸いです。
2.今回、コロナ禍で、親の手伝いを頼みにくい、家事代行を頼みにくい、立ち合いもない、付き添いも面会もできない、家族が感染するんじゃないか、運動もしにくい、上の子が家にいる、直前までご飯の支度など大変、などなど今ならではの妊婦の色々心配事がありますよね。私もそうです。でも、私はこの2週間でオンラインマタニティヨガを始めたことも精神衛生上とても良かったです。YouTubeとかで全然いいと思うんですが、辛いニュースやお産への不安と距離を保つことも大事だと思います。
先生も、いいね!と言ってくださったので、ぜひ妊婦の皆さんにお勧めします☆
3.情報の本質を見抜くために、どこの棟で、どれだけの人が、どういう症状なのか。周産期医療はどうする方針なのか、などの情報を、病院が公開している正式なプレスリリースで観ることをお勧めします。墨東病院は規模が大きいので、部分的なマイナス記事を見て、心を痛めることもあると思いますので気をつけましょう。
こちらが、前回の検診の記事です。ここでしっかり「もし墨東でも院内感染が起きたら私は?」と詳しく聞いていたので、比較的安心して過ごすことができました。良ければこちらもご参考にお読みください。私の中では、墨東の中でも院内感染が起きるのは想定の中にあったのです・・・。
しかし、3,000gって本当に胎動、力強いですね。
動画に撮って楽しんでいます。
以前妊娠中の便秘による腹痛で夜間救急のお世話になった話
年末にインフルエンザで墨東の夜間救急にお世話になった話
いつもありがとうございます。