chikachanの日記

一期一会を大切に。とあるバツ2のシングルマザーから再再婚をしてステップファミリーを築くちかちゃんの日記です。

3人目妊娠③ 9w 繋留流産を受け止め乗り越え旅に出るための手術

こんばんは。

これを書いている今、妊娠9週での稽留流産手術から13日が経過し、心身ともに少しずつ回復してきています。

f:id:evergirl:20190514102303j:image

日帰りで流産の手術をして、痛み止めのロキソニンと抗生物質を飲んだ翌日も出血や痛みは少なく、私は予定していた秩父に心の療養のための旅行に行くことにしました。

もともと妊婦とゴールデンウィーク仕様でゆったり過ごせる場所をと秩父にしていたことや、取っていた電車の時間もスケジュールにゆとりがあったため、家にいて悲しみに浸るよりも良いと考えたからです。

ただ、産院からは「秩父には産婦人科はない。なんにもないように手術はしているけれど、万一なにか(出血など)あるかもしれないので自己責任で行ってください」と言われていました。つまり、ドクター的にはストップです。

(手術の説明書には3日間~7日間には安静に、と書いてあります)

 

なので、皆さまにおすすめはできないですが、

私にとってはこの旅行はとても良かったです。

 

決めたことはやりたいというガンコな私。

不運に赤ちゃんに亡くなられ、さらに不運に旅行にも行けなかったらせっかくの史上初の10連休、なんと悲しいことになるかと。その心のダメージを考えるといったほうがいいという判断でした。

夫のいいところは、そういう無茶をする私を勇まないで、「身体が大丈夫で、そう考えるんだったらいいよ」と同調してくれることです。同調してもらい、寄り添ってもらうことで心から安心できました。

もちろん荷物なども全部持ってもらいます。

 

ルナルナの妊娠アプリと、

ままのてというアプリと、

トツキトオカというアプリを併用していたのですが、

ルナルナとままのては妊娠停止の場面が見つかりませんでした。

悲しいけれど、アンインストールしました。

トツキトオカはたまちゃんをお星さまにしてくれました。

15%以上の人が味わうという流産の痛みに寄り添ってくれるこのアプリはとてもいいと思います。

 

f:id:evergirl:20190514101802j:image

トツキトオカのアプリの画面です。

安定期に入るまでは本当に育つかが怖くて、思い入れを持ちすぎないように名前も「れいわ」というあたりさわりのない名前にしていました。(ストレングスファインダーの慎重さらしい一面です)

 

旅先で、誰かのブログで見た赤ちゃんへの感謝の思いなどを絵馬に書いて念じるといいよ、初期流産では水子まではしなくていいよ、 ということも見たので、神社も回りました。秩父神社の境内にたまちゃんへのメッセージを絵馬に書きお供えしました。

f:id:evergirl:20190514102221j:image

これでたまちゃんもきっとお空から私たちのことを見守ってくれるでしょう。

成仏できるでしょう。

 

秩父で有名な芝桜の丘も見ることができました。

f:id:evergirl:20190514102352j:image

 名物のお蕎麦やかき氷を食べたり。自然の川を見たり。

ホテルは繁忙期なのでゴルフ場の宿泊施設を利用しました。温泉もついていなかったので、入浴禁止の私にはちょうどよく、21時には消灯する感じで夫婦二人で部屋でゆったりと自然の中でノンアルコールで過ごすことができたのがとても良かったです。

 

辛い体験をしたときにその場にいるのはつらい。

旅行に出るのは、心の傷を癒すのによいのではないでしょうか。

 

1日に流産の宣告を受けて、2日に手術を受け、3日から5日まで旅に出て、思ったよりも心の回復は早かったです。手術を翌日にと即断できたのもたまたま旅行があったおかげでした。

ただ、やはり旅先では多少歩いたのと、秩父では少し山道・坂道も歩くことになったので(1日目10,000歩、2日目10,000歩、3日目15,000歩)最後はヘロヘロで、帰ったら数日は安静にしたほうがいいという体のサインが出ていました。

在宅の仕事以外は横になるようにしました。

 

アクティブレストという言葉があります。

ストレスや疲れ、うつ状態などに対して、積極的に少し行動することで逆に回復を促すというものです。気分転換ということですね。

宿を予約していてよかった。手術を受けられてよかった、と思いました。

 

あとは、髪の毛を切ったり、一人で旅行に行ったりなどのまるで傷心旅行みたいなのもいいかな、という風に思います。

 

ちなみにたまたま知人から、加入している民間の医療保険からも給付が出ると聞き確認をすると確かに手術給付金が出るということでした。

なので、心の傷を完治させるために、この2週間後にももう一度近場で温泉を予約しました。完全に気持ちをリセットしたかったのです。

 

妊娠初期の検診などで不意なお金がかかっていたので、この件も心を楽にしてくれました。これほどの傷ならば、また妊娠するのも怖くない。

流産したとはいえたまたま授かることができて、8週まで育ってくれた。

流産後には赤ちゃんを授かりやすいらしい。

そんな言葉を思い浮かべては、今を楽しんで、次に、次に、という気持ちがむしろ出てきました。

 

繋留流産 手術後1週間までの経過 ~排卵~

 http://www.chikachan.site/entry/2019/05/16/165607 

 

に続きます。